● ELIANT 100万人署名への協力のお願い
入間カイ

この100万人署名の最初の目標期日である2007年7月15日の時点で15万人超の署名が集まりました。 日本からも100名以上の方が署名。 ELIANTでは引き続き署名運動を継続し、最終目標の100万人を目指します。

ELIANTへの署名のお願い

ELIANTとは、「アントロポゾフィー応用事業欧州連合」の略称で、ヴァルドルフ(シュタイナー)幼稚園/学校、治療教育、アントロポゾフィー医学、バイオダイナミック農業など、シュタイナー思想(アントロポゾフィー)に基づくさまざまな団体の連合体です。

日本と較べれば、欧州のアントロポゾフィー運動は、経験の蓄積も、活動の規模もはるかに大きいのですが、EU統合とともに法体制が変化し、さまざまな危機に直面しています。 特にバイオダイナミック農法やアントロポゾフィー医学の医薬品は、欧州規模ではいまだに法的に不安定な状況にあります。

そこでヨーロッパのアントロポゾフィー運動の担い手たちは、おもに欧州議会に対する有効なロビー活動を展開するためにELIANTを結成し、現在、100万人の署名活動を展開しています。 100万人は、欧州議会に対して政治的に有効な多数として認められる数だということです。 2007年7月現在、約12万人の署名が集まっています。

彼らは欧州の基本的人権の観点から、おもに次の2点を訴えています。

  • 父母は、自分たちの子どものために、自分たちの教育的信条に見合った教育施設を選ぶことができなければならない。
  • すべての人は、自分の生き方に見合った医療、看護・介護、栄養を求めることができて然るべきである。

この署名活動は、EU加盟国の市民を対象としていますが、アントロポゾフィーが世界各地で広い支持を得ていることを示すために、ELIANTでは、欧州以外の国々からも署名を募っています。 日本からも一人でも多くの方が署名を送ってくだされば、それはアントロポゾフィーの普遍的な広がりを示す有力な証となるでしょう。

ヨーロッパの政治的状況は、日本からは遠いことのように感じられるかもしれませんが、今後は日本でも、アントロポゾフィーやヴァルドルフ教育はさまざまな社会的現実に直面していくことになると思います。 そのとき、欧州をはじめ、世界のアントロポゾフィー運動との連携が非常に重要になります。

その意味で、今からELIANTなどの現実と格闘するアントロポゾーフたちの活動に協力・参加していくことには、大きな意味があると思います。

入間カイ(英独通訳/アントロポゾフィー研究)

2007年6月 [CLOSE]