ELIANT 100万人署名キャンペーン

ELIANT 100万人署名キャンペーン

1 MILLION SIGNATURES ELIANT

このページではELIANT 100万人署名の背景についてご案内しています。

なぜ「100万人の署名」なのか?

100万というのはかなり野心的な数ではありますが、素晴らしいことに現段階ですでに40万以上の署名が集まっています!(2008年6月現在)  私たちはなぜ100万人の署名を集めようとしているのでしょう。 答えは欧州連合(EU)の政治的背景の中で見えてきます。100万人というのは、2004年に制定が見送られた欧州憲法I-47条にまつわる、意味深い数なのです。

2007年12月13日に行われたEUサミットでは、加盟各国首脳により「リスボン条約」が調印されました。 この条約には前述の条文を欧州憲法に盛り込むという一節が含まれています。 各加盟国での手続きが順調に進み、この条約が批准されれば、2009年の正式発効に伴って新たな制度が生まれます。

この条文(新条約では第8b条第4項)によれば、「相当数の加盟国の100万人以上の市民によるまとまった自発的活動は、特定の問題に関する法案をEUに提出するよう欧州委員会に要請することができる。EUはそれらの市民グループへの配慮のもと、法案の可決に努める」とされています。

※ この「市民の自発的活動」に関する条項は、現在協議中の2008年4月15日付EU条約修正案の中では第11条第4項となっています。以下をご参照ください。
欧州委員会の公開資料PDF(英文)

100万人による自発的活動は、EUの志向する「市民によるEUの政策決定プロセスへの参加」理念の一環です。 それと同時に、政府機関が代表者団体や市民社会と公開の場で透明性のある定期的な対話を実施し、関係者からの意見収集も交えることが必要です。

近年のブリュッセル(EU本部所在地)では、こうした直接民主主義の手法がすでに実用化されています。 リスボン条約の発効に伴ってこの100万というマジックナンバーが明文化されることになりますが、ブリュッセルでは 多くのNGOが、正式批准に先駆けて、個々の懸案について、ブリュッセル本部の諸機関に圧力をかけ注意を喚起するために、この概念を利用し始めています。

※ 参照サイト
www.citizens-initiative.eu

ELIANT(エリアント)の活動はこの例にならうものです。 現段階では、各組織が抱える個別の問題ではなく、ELIANTのアライアンス全体への支持として署名を集めます。 最終的に充分な数の署名が集まり、ブリュッセルの諸機関に堤出した後で、個々の問題に取り組んで行きましょう。

これこそが今、最も重要なことです。 ELIANTがEU加盟国やその他の国々から集める署名が多ければ多いほど、ブリュッセルにおけるELIANTの連合およびそれを構成する諸団体の政治的な重みが増すことになります。 そして、同様の目的のために活動する他のNGOからも、重要なパートナーと見なされることになるでしょう。

ユルゲン・エルトメンガー博士
Dr. Jürgen Erdmenger

すべての友人へ、
そして本憲章の支持者の皆さんへ

この署名キャンペーンは、具体的なプロジェクトのためではなく、この連合の個々の担い手たちが何年にもわたってブリュッセルで行ってきたロビー活動の政治的効果に、さらなる支持と影響力を与えようとするものです。 これまでは、個別の団体、つまりアントロポゾフィー医学の医薬品製造者、治療教育者、ヴァルドルフ教育者、患者の組織、バイオダイナミック農業の生産物の消費者、医師、デメター・インターナショナルといった団体が、自分たちの職業に特定したロビー活動をブリュッセルの地で行ってきました。

今、これらのヨーロッパで活動する団体は上述の連合を結成し、特定の政治的目的のために共同で取り組める態勢をつくりました。 というのも、これまでの活動は ― 高いクオリティと十分な論拠を持ちながらも ― つねに、「アントロポゾフィー活動」はあまりにも知られていなかったり、― 一つひとつの団体としては ― あまりにも小さく、そのため政治的に相手にされなかったりするという状況に苦しめられてきたからです。

そこで私たちは、アントロポゾフィーの文化活動の生産物に関心を寄せるすべての人に呼びかけるという試みをすることにしました。 つまりWALA化粧品から、デメター乳児栄養食品、ヴァルドルフ(シュタイナー)幼稚園、あるいはアントロポゾフィー医学の薬剤、さらにはアントロポゾフィーの雑誌や本に関心をもっている方々に呼びかけるのです。 どうぞあなたの署名によって、これらの事業がヨーロッパで発展するチャンスを得るように力を貸してください、と。 アントロポゾフィーを応用する事業が、スイスやオランダといった特定の国だけでなく、ヨーロッパにおいて、十分な発展のチャンスを得られるように、法的な条件が整備されなければなりません。 また、たとえばドイツでは、2004年以来、欧州立法の効力が増すことによって、アントロポゾフィー医学とその薬剤の発展の機会が減少しつつあります。 こうした状況においても、欧州レベルの法的条件を改善することによって、新しい機会を生み出していかなければなりません。

欧州レベルでは、署名は100万人分から初めて政治的な効力を持つので、署名を集めてくださる一人ひとり、また署名してくださる一人ひとりが重要になります。 現在、この憲章は欧州各国の言語に翻訳され、署名も国別に分類されています。 こうすることで、アントロポゾフィー活動の生産物がどれほどの認知を獲得しているかを示すことができます。

また、多くの方々の署名による「後方支援」の助けによって、欧州において共通の目的のために活動している他の大きな組織にとっても、私たちが興味深い連帯のパートナーとなりうることを期待しています。

最後に、この署名活動がもつもう一つの大きな意味として、アントロポゾフィーに基づく事業の発展性、またそれに対する需要の大きさに、人々の意識を向けるということがあります。それによって、私たちの広報活動において、また一歩前進することになるのです。

皆様の関心と協力に心から感謝しつつ

最初の署名者を代表して

ミヒャエラ・グレックラー
Michaela Glöckler

この翻訳は2008年6月7日のELIANTワールドディに向けて公開された暫定のものです。 今後、適宜改訂していく可能性がありますことご了承ください。

■ 本ページの改訂記録 ■
参照ページ
http://www.eliant.eu/new/lang/en/?p=34
公開日
2008年6月5日
最終改訂日
現在のところ未改訂
■ 翻訳協力 ■
ELIANTワールドディ翻訳プロジェクトチーム
浅野英公子 / 浦上裕子 / 中村麻理 / 冠木友紀子 / 秋元香里
ブレイクリー よしこ(カナダ) / 多々良陽子(カナダ)
監修・編集
入間カイ / 佐藤雅史