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子ども時代の権利 アーカイブ

2007年08月09日

感覚フォーラム第2回

いま、感覚フォーラムの第二回を計画している。次回はホリスティックな医療と取り組まれてきた医師の山本百合子さんが参加して下さることに。

次回の会場は横浜郊外にあるアウディオペーデ研修センター。東横線の綱島駅から少し遠いため、アクセスがたいへんだが、広々とした空間で貴重な音の体験をしていただけると思う。午前中には、山本百合子先生の専門の皮膚科の話題を中心にした「子育て講座」も予定されているので、あわせて参加されるのもよいだろう。10月14日、スケジュールにチェック!

なお、感覚フォーラムは子どもだけを対象とした活動ではないが、子ども時代のためのアライアンスの活動を強く意識している。子ども時代のためのアライアンスに関心をおもちの方もぜひ参加してほしい。

PDF版チラシ(下記のページを開いて「SOS」のロゴをクリック)
http://www.forum3.com/#newsfree

では、取り急ぎ。

2007年08月10日

自らに向けた権利運動とは?

ある方から、次のようなメールをいただいた。

「感覚フォーラムにとても興味があります。ここ名古屋でも何かできないかなと考えているところです。残念なことに秋の東京での会は他用があり参加できませんが、又いつか参加したいです。30年も前、嫌煙権運動に参加していましたが、その時は今のような禁煙社会が来ると言う希望もなく、ダメモトでやっていましたので、今電車などに乗る時は感無量です。感覚フォーラムもいつか静かな環境が来ることを期待して、静かに粛々とやっていくことが大事でしょうね。勝手なことを書きましたがお許しください」。

たいへんありがたいメッセージだ。感覚フォーラムをスタートするにあたって嫌煙権の事例を参考にしたのは、感覚フォーラムの本質を自らに向けた権利運動として位置づけようと考えたからだ。

感覚フォーラムの活動の先には、日本社会における健全な権利意識の発展という大目標がある。日本の社会は、往々にして個人の権利を単なるわがままとして切り捨ててしまう、個人やマイノリティーの権利が抑圧された社会だ。

国の力が弱まり、社会運営を市場原理に預けてしまおうという政治的なベクトルが働くいまという時代は、社会運営を市民が担っていくというもうひとつの道を示すチャンスでもある。しかし残念ながら、その道を示して行くには、いまの日本の市民社会はあまりにも未成熟。強い国家に支えられた親方日の丸の依存体質のなかで、市民の権利意識はよちよち歩きの段階にある。その未熟な権利感覚を保守層は攻撃し、ますます人々は権利から遠ざかるという悪循環のなかで、私たちにいったい何ができるのか。

私は、権利というものの本質を、とらわれのない目でもう一度とらえ直すことが大切だと思う。真の権利意識というものは、多くの保守的な人たちが考えるようなエゴではない。むしろ、自分が人間であることの土台を築くような、根元的な人間の尊厳から生まれてくるものなのだ。自分を純粋な人間として見つめたときに、そこに存在する人としての尊厳を、ひとりひとりの市民が自分のなかに確認していく作業こそ、感覚フォーラムの真骨頂だと思う。

「感覚の尊厳」というキーワードは、そのことを考え、育むための、最高の素材だと思う。

2007年08月27日

「子ども時代」:時間と場所を共有することの大切さ

9月2日、子ども時代のためのアライアンスの国際大会の報告に広島からやってくる、弁護士・定者吉人さんからメッセージが届いた。以下、定者さんのメッセージ。


みなさん
お元気ですか。

私は、この7月に、ブラジル、サンパウロで開かれた「子ども時代のアライアンス、コア・ミーティング」に参加してまいりました。懐かしい、ウテさんと会うことができ、うれしかったです。

今回の「コア・ミーティング」は、主として南米での、アライアンスの今後を考える、という狙いがあり、ブラジルはもちろん、ペルー、チリ、アルゼンチンから参加者がありました。イギリスからは、アライアンスの提唱者の一人、クラウダーさんが参加され、いろいろとアドバイスをしておられました。

1日目に、自己紹介をし、互いの活動状況の報告をしあった後、2日目にかけて、今後のアライアンスの活動はどうあるべきか、につき、グループに分かれて討議をおこなうなどして、意見を出し合いました。2日目は午後から、モンチ・アズールの見学などに出かけました。3日目、4日目は、クラウダーさんの講演会や、子ども時代についてのシンポジウムが行われ、これに参加しました。3日目のクラウダーさんの講演会の際は、500人以上も入る大きな会場が満席になり、びっくりしました。5日目(最終日)には、参加者それぞれが、感想を述べました。今回の会議に参加して自分は一人じゃないとわかった、思いを同じくしそれぞれに取り組みをしている人がこんなにも多いことを知ったことが何よりの収穫だった、時間と場所を共有することの大切さを感じた、などの意見が印象に残っています。

時間と場所を共有することの大切さは、日本でも変わらないと思います。そろそろ日本でも、アライアンス会議をしませんか。

定者 吉人


2007年09月19日

アライアンス報告会と子ども時代週間2007


9月2日の夕べ、久々に子ども時代のためのアライアンスの集いが開かれた。7月9日~13日にブラジル・サンパウロで開かれた「子ども時代のためのアライアンス・代表者会議」に日本から参加した、広島の定者吉人さんの報告会を兼ねて開催した。

定者さんのブラジルの会議の印象は、アメリカ大陸のアライアンスの活動が非常に活発であること。ウテ・クレーマーさんのような力のある活動家がいることや、草の根運動が力をもっていることが大きいのだろう。そして、「出会うことの大切さ」の共有。広い大陸に散らばって活動している人たちは、この会議から「ひとりではない」という大きな勇気をもらって帰って行ったそうだ。

国連の「子どもの権利条約」の重要性が確認されたことも、同会議での大きなできごとだった。この「子どもの権利条約」は、ヴァルドルフ教育者から敬遠されることがある。思春期前の発達段階にある子どもには判断を強要しないことが健全な内的発達を促すというのがヴァルドルフ教育の基本的態度だ。それに対し「権利条約」では、子ども自身の権利の主体性を明確にする上で、子どもの発言権を積極的に認めていくと読むことができる条項がある(第12条、第13条)。「権利条約」にコミットする活動家のなかに、この部分を拡大解釈して、子どもの主体性をことさら強調する傾向があることが、ヴァルドルフ教育者が「権利条約」を敬遠することにつながるのだろう。

しかし、条約をきちんと読めば、「児童の意見は、その児童の年齢及び成熟度に従って相応に考慮されるものとする」(第12条)という条文も定められている。大切なのは、「子どもの権利条約」の全容をヴァルドルフ関係者もしっかりと理解し、その適切な運用について幅広い対話をはじめることではないだろうか。この条約の可能性を、子ども時代のためのアライアンスという場であらためて問い直していくことは大きなチャレンジだと思う。

報告会では、子どもの権利条約が締結された11月20日にちなみ、その前後に「子ども時代週間」を開催しようというアイディアが共有された。「子ども時代週間」の実行委員会に参加したい方は、下記に連絡してほしい。


秋元 tel.090-7839-0103
ciaokaori(アットマーク)msj.biglobe.ne.jp

2007年10月05日

子ども時代の日 その1

9月に定者さんを囲んだミーティングをもち、そこで「子どもの権利条約」をテーマにした「子ども時代週間」を企画しようという話になった。しかし、夏休みが終わってみんな忙しくなってしまい、なかなか企画を進める話しあいができずにいた。やっと、先日、秋元香里さんと私としまだれいこで話しあいをもつことができた。

その話しあいではっきりしたのは、「子どもの権利条約」をテーマにしたイベントという前提で話をすると、どなたも「遠い世界の話」という感じだということだ。内容はともかく、子ども時代週間の切り口として権利条約を前面に出してもなかなか難しいのではないかという話になった。

一方で、「子ども時代週間」の話にフォーラム・スリーのスタッフが乗ってくれて、フォーラム・スリーの企画として、ライゲンの体験、お話の会、ロウソクづくりやペインティングのワークショップなどを11月30日に開催する計画がとんとん拍子に進み始めた。

今回の話しあいでは、これを子ども時代の活動として開き、今回は権利条約を前面に出さすに「子ども時代の日」としようということになった。その際、子ども時代の大切さを再確認してもらえるようなパンフレットを用意して来場者に配ろうということで意見がまとまった。パンフレットは、入間カイ君が出している『子ども時代の権利』から、ダイジェスト的に印象的な内容をピックアップしてまとめることにした。もちろん作業の過程でオリジナルな文章も入ることになるかもしれない。

作業はフォーラム・スリーの事務所に集まって行うことに。この企画に関わりたい方は、ぜひご連絡ください。

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