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アライアンス報告会と子ども時代週間2007


9月2日の夕べ、久々に子ども時代のためのアライアンスの集いが開かれた。7月9日~13日にブラジル・サンパウロで開かれた「子ども時代のためのアライアンス・代表者会議」に日本から参加した、広島の定者吉人さんの報告会を兼ねて開催した。

定者さんのブラジルの会議の印象は、アメリカ大陸のアライアンスの活動が非常に活発であること。ウテ・クレーマーさんのような力のある活動家がいることや、草の根運動が力をもっていることが大きいのだろう。そして、「出会うことの大切さ」の共有。広い大陸に散らばって活動している人たちは、この会議から「ひとりではない」という大きな勇気をもらって帰って行ったそうだ。

国連の「子どもの権利条約」の重要性が確認されたことも、同会議での大きなできごとだった。この「子どもの権利条約」は、ヴァルドルフ教育者から敬遠されることがある。思春期前の発達段階にある子どもには判断を強要しないことが健全な内的発達を促すというのがヴァルドルフ教育の基本的態度だ。それに対し「権利条約」では、子ども自身の権利の主体性を明確にする上で、子どもの発言権を積極的に認めていくと読むことができる条項がある(第12条、第13条)。「権利条約」にコミットする活動家のなかに、この部分を拡大解釈して、子どもの主体性をことさら強調する傾向があることが、ヴァルドルフ教育者が「権利条約」を敬遠することにつながるのだろう。

しかし、条約をきちんと読めば、「児童の意見は、その児童の年齢及び成熟度に従って相応に考慮されるものとする」(第12条)という条文も定められている。大切なのは、「子どもの権利条約」の全容をヴァルドルフ関係者もしっかりと理解し、その適切な運用について幅広い対話をはじめることではないだろうか。この条約の可能性を、子ども時代のためのアライアンスという場であらためて問い直していくことは大きなチャレンジだと思う。

報告会では、子どもの権利条約が締結された11月20日にちなみ、その前後に「子ども時代週間」を開催しようというアイディアが共有された。「子ども時代週間」の実行委員会に参加したい方は、下記に連絡してほしい。


秋元 tel.090-7839-0103
ciaokaori(アットマーク)msj.biglobe.ne.jp

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2007年09月19日 10:55に投稿されたエントリーのページです。

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