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陽亮の洗礼の父母になってくれている、オイリュトミストの松山由紀さんと宇佐美陽一さんが訪ねてきてくれた。陽亮を連れて出迎えると、「大きくなったね、しっかりしたね」。春先に会って以来の陽亮の一挙手一投足に、感嘆の声が上がる。
久しぶりの再会を喜びあい、アルファの卒業を祝い、ひとしきり歓談した。卒業公演を終えて一息つくことができた松山さんだが、また少しほっそりしたようだ。熊本の大学教授になった宇佐美さんは、学生たちとの交流の新鮮な体験をたくさん語ってくれた。
その後、ふたりは陽亮の散歩に付き合って、近所の公園までベビーカーを押してくれた。
折しも街は、夏の終わりの諏訪様の祭の準備でにぎやかだ。公園にも御輿の待機所が設けられ、盆踊りのやぐらが組まれている。まだまだ夏の日差しは続くが、この祭が来ると、毎年秋の足音を間近に聞く思いがする。
紅白の幕で囲われた公園の隅にベビーカーを停める。陽亮を膝に載せ、ブランコをこぐと、視界のなかに薄日の差した淡い青空が入ってくる。陽一パパも交代で陽亮をゆらしてくれる。
ゆく夏や 祭囃子に 憂いあり
松山さん、秋に向けてしっかり食べて、力をつけてください。宇佐美さん、秋からまた若い力を元気に導いてください。
ひととき集い、また散っていく人と人の小さな結び目。この結び目のひとつひとつが、おさなごたちの未来に向けて大きな世界を編んでいくのだろう。
*明日(8月26日)は午後2時から、私たちの古い仲間、横浜シュタイナー学園のクラス担任・長井麻美さんの「私の学びの道」を聞く集いをもつ。
